朝青龍がいたときはお騒がせ横綱として彼は悪役扱い
され、それに対して白鵬は正統な横綱扱いにしてきた
節がある。それが白鵬の審判クレーム問題で急変して
白鵬をたたき始めた。この問題に関して記者の質問に
対して背を向ける白鵬は平常心で相撲が取れるのか、
というのが今場所の見どころであった。白鵬はこの日、
実力者栃煌山を寄せ付けず、相手をよく見てさばいた。
まだ、3日間だが、白鵬の心理はそんなやわなものでは
ない、という印象である。日本人の尺度はモンゴル魂には
あてはまらないのかもしれない。

優勝回数新記録の白鵬は現在5連覇中である。この点が
単発優勝で31回目、32回目の優勝した大鵬と違う点である。
しかし、このまま白鵬の独占優勝になっても変化に乏しい。
何か突破口はないか。白鵬は過去3連覇、3連覇、7連覇、
4連覇を達成している。そのときは連覇はどういう形で
ストップしたのか。

最初の3連覇は朝青龍が夏の巡業を休場しておきながら
モンゴルでサッカーをして、出場停止2場所の処分を
受けている間に白鵬が2場所連続優勝した。朝青龍復帰後
相星決戦で白鵬は3連覇を達成した。翌場所も朝青龍と
白鵬の相星決戦だったが、今度は朝青龍が優勝した。
080323千秋楽幕内 749朝青龍対白鵬
<朝青龍対白鵬の相星決戦 2008年三月場所>
 
2度目の3連覇後は朝青龍が白鵬に1差をつけ千秋楽を
むかえた。本割で白鵬が勝つも決定戦は朝青龍が勝って
優勝した。ここまでは先輩横綱で20回以上優勝している
朝青龍が白鵬の強敵となり、壁となってきたと言える。

7連覇後はすでに朝青龍は引退していて白鵬は一人横綱で
あった。その白鵬に立ちふさがったのが日馬富士である。
日馬富士は大関だったが初日から好調で13連勝、白鵬は
1敗で14日目に両力士は激突した。この大一番を制した
のは日馬富士で2度目の優勝を達成した。
110723名古屋十四日目幕内後半 610
<日馬富士、白鵬の連覇を7でストップ
2011年七月場所>
 
白鵬の4連覇ストップは白鵬、日馬富士の相星決戦となり、
横綱日馬富士が勝って6度目の優勝を達成した。

白鵬の連覇は朝青龍と日馬富士によってストップしている
ことがわかる。すでに朝青龍はいない。日馬富士の場合は
白鵬に先行するか、相星でぶつかり直接対決をものにする
ことが条件である。いずれにせよ白鵬の連覇をストップ
するカギは日馬富士が握っていることになる。